耳と目を研ぎ澄まして 声優さんのセリフをチェック。
声優のセリフを収録し、効果音やBGMをミックスしてアニメの“音”を作りあげる。それがアニメ音響の仕事だ。そんな音響スタッフの一員として働いているのが新垣未希さん。入社から3年、今は“助手”として腕を磨く毎日だ。声優がモニターの絵を見ながら演技をしている風景はよく見かけるが、音響に関わるスタッフたちは、どんなことをしているのだろう?
「ミキサーと呼ばれるスタッフがマイクの音量調整などをしながら録音を行っています。それをサポートする録音助手は、ヘッドホンで声を聴きながら、ノイズはないか、キャラの口とセリフが大きくズレていないかなどをチェックします」
スタジオにはミキサーと音響助手のほかに、監督、音響監督、演出、シナリオライターなどがいて、声優と意見を交わしながらセリフ録りを進めていく。収録中はレコーダーの操作のほか、絵をプレイバックするのも新垣さんの役目なので、いつもスタジオ内の空気を読んでおくことが大切だ。
「サブで監督と音響監督の意見が分かれて、芝居がストップしてしまうようなときは、声優さんとアイコンタクトをして、間をつないだりもします。だから“助手は台本だけでなく、よく前を見ていろ”といわれますね」
たとえ絵が描けなくてもアニメに関われる仕事がある。
フレコが終わると、再びパソコンに向かって“セリフ合わせ”の作業。いかにプロの声優でも、セリフのタイミングは微妙にズレてしまうので、これを修正する。また、背景だけが映っているときの“オフゼリフ”も、タイミングよく配置しなければならない。
「音響監督のいう“ちょっと間を開けて”の“ちょっと”がわからなかったり…。作品の流れに反しないように、セリフを置いていくのがとても難しい。ときにはセリフを口に出していってみるなど、自分が芝居をする気持ちで作業にのぞむことが大切だと思っています」
その後、ミキサーがセリフの加工や各人物の距離感を作る“仕込み”を行う。さらに、すべての音をミックスする“ダビング”を経て、ようやく1本のアニメが完成するのだ。“アニメの絵は描けなくても、アニメ作りの現場に関わりたい”とこの世界に飛び込んだ新垣さん。できあがった映像を前にして、思いを新たにすることも少なくない。
「スタッフロールに自分の名前が出ると、うれしくなると同時に責任感が芽生えてきます。もっと頑張らなきゃっていう気持ちになるんです」

![[ 留学生の皆さんへ ]](/common/images/img_international.gif)




![主な仕事・作品・番組など:アニメ[ドラゴンボール 改]](images/img_graduate10_works.gif)

















ケータイ版東放学園 webサイトは、いつでもどこでも簡単アクセス!。



