曽我さんが手がけているコンサート制作とは、どんなお仕事なのでしょう?
簡単にいうと、アーティストが思う“こんなライブをしたい”を実現していく仕事です。ツアーの規模や演出コンセプト、利益目標などを聞き取ったうえで、スタッフやバックダンサーやミュージシャンなどの人選を行い、各セクションに指示を出しながら、本番当日まで進行を担っていきます。
最近は配信ライブも増えてきていますね?
映像作品を生で見せられるという“配信だからできること”を追求しています。たとえばとあるライブで“学校”というコンセプトを掲げているなかで、配信ライブというお客さんがいない環境だからこそ、より“学校”感を演出することができました。配信でもリアルでも、決められた条件の中で知恵を絞り、ベストなライブを実現していきたいですね。
このお仕事の楽しさは何でしょう?
企画から最終公演まで制作に携わり、そのアーティストのツアーをすべて見られることですね。回を重ねるごとにライブがよくなっていくこともあるし、それを間近で見られるのはすごく贅沢だと思います。
学生時代に一番努力していことは?
学校の紹介などで、とにかくライブの現場に出ていましたね。積極的に参加する姿勢を講師の先生に認めてもらい、現在の会社に就職することもできました。スタッフでもお客さんでもいいから、とにかくライブの世界に飛び込んでいく。それが正解だと思います。
遠藤さんが担当するライブハウス運営とは、どんな仕事なのですか?
ひと言でいうと“ライブハウスの取扱説明書”みたいな仕事ですね。日々の業務では、ライブハウスの借り手(コンサート運営スタッフなど)を迎え入れる窓口となって、申請書類を受け付けたり、消防署への届け出について案内したりと、ホールを使用するうえでのさまざまな相談や疑問に答えるのが大きな役割です。このほか館内のメンテナンスのチェックからドリンクスタッフのシフト調整まで、たくさんの業務があります。
音楽業界をめざして、学生時代に一番努力していたことは?
努力という感じではないかもしれませんが、いろいろな音楽を聴いていましたね。年代もジャンルも幅広く聴いていたおかげで、ライブホールに就職してから年上の方々とも話が広がるし、コミュニケーションという意味では今すごく役立っています。
Zepp Tokyo(2022年1月閉館)に務めていたそうですが、印象に残るライブは何ですか?
ありすぎて思い出せないくらいです(笑)。ヘヴィメタルの重鎮・LOUDNESSのライブはとにかく「超カッケー!」と思ったし、MONOEYESのアコースティックライブは、コロナ禍ならではのライブのあり方を見せていただいたようで本当に感動しました。ライブハウスは、“毎日違う景色が見られる場所”。それがこの仕事の一番の魅力だと思います。
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