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日本のアニメ制作現場で主流となりつつある作画と3DCGを組み合わせたハイブリッドな絵作りに注力すべく、本科では1年次の基礎科目から3DCGを取り入れています。また、アニメ制作のすべての工程(作画・仕上・撮影・CG・演出・キャラクターデザインなど)を2年間で総合的に学べるカリキュラムを構築。第一線で活躍するプロによる実習やグループで行うアニメ作品制作をとおして、現場で求められる専門知識と技術を幅広く習得しよう!
アニメ制作会社・(株)ディオメディアのトップアニメーターが、作画に必要な基礎知識と技術を直接指導します。振り向き・歩き・走りなど、基本となる動きのメカニズムを理論的に理解し、絵を動かして“演技”をつける技術を習得します。
本科ではアニメ制作会社のProduction I.Gの協力を得て、制作進行として知っておくべき最新の業界事情を網羅した授業をカリキュラムに導入しました。講義では、アニメ制作工程の全体像と各セクションの相互関係を体系的に学び、すべての制作工程に携わる“制作進行”の業務についての知識を深めます。
制作進行とは
アニメ制作をスムーズに進行させるために動く“各部署の橋渡し役”。素材や情報の引き渡し、進行状況の確認、スケジュール管理などを担っています。
本科ではアニメ業界の第一線で活躍するクリエイターやスタッフをゲストに迎え、直接話を聞く機会を多数設けています。携わった作品の制作エピソードや経験談を交えながら、最新の業界の動向を学生に伝えています。
特別講座 ゲスト講師
中谷亜沙美さん 監督/08年度卒
おもな作品:おもな作品:『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』
磯部真彩さん アニメーションプロデューサー/07年度卒
おもな作品:おもな作品:『銀河英雄伝説 Die Neue These』『黒子のバスケ』
井出直美さん キャラクターデザイン・総作画監督
おもな作品:『転生王女と天才令嬢の魔法革命』『異世界薬局』
清水雄介さん 作画監督・レイアウト・第二原画
おもな作品:『名探偵コナン』『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』
塚本龍介さん
おもな作品:『絆のアリル』『くまクマ熊ベアーぱーんち!』
丸山かおりさん CGアニメーター/13年度卒
おもな作品:『TRIGUN STAMPEDE』『ゴジラS.P<シンギュラポイント>』
竹沢裕一さん/07年度卒
おもな作品:『僕の心のヤバイやつ』『風都探偵』
サイトウタカオさん 撮影監督/08年度卒
おもな作品:『アンデッドアンラック』『俺だけ入れる隠しダンジョン』
※2020年~2023年実績より抜粋
2.5Dアーティスト・THE BINARYからの依頼で、1stアルバム『Jiu』に収録されている楽曲『ヨヰシグレ』のMVを本科2年生12人が制作しました。THE BINARYは、midoさんとあかまるさんの2名からなるユニット。「第三のスキン」と呼ばれる3Dアバターを持ち、リアルでもバーチャルでもライブを行う次世代アーティストです。企画から制作(キャラクターデザイン・絵コンテ・作画・仕上・撮影・編集など)まで、すべての制作過程を学生たちが担当しました。このほかにも企業や団体、アーティストなどから依頼を受け、作品を制作する産学連携プロジェクトを積極的に行っています。
キャラクターデザイン
絵コンテ
作画
撮影
アニメーション・CG科
景利康弘先生
担当授業
「3DCGⅠ」「デジタルワークⅡ・Ⅲ」「作品制作Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」ほか
メッセージ
本科を担当して23年。多くの卒業生をアニメ制作会社に送り出してきましたが、現在では監督や作画監督など各部署のチーフとして活躍する卒業生も増えてきました。教え子たちが日々現場で活躍していることが、僕の自慢です! この学科には、アニメーター志望の絵が上手い人、CGが得意な人、監督になりたい人など、さまざまな職種を志望する学生が入学してきます。学科のなかでチームを組んで、たくさんの作品をつくっていきましょう!
アニメ『僕の心のヤバイやつ』
アニメ『風都探偵』
アニメ撮影監督
竹沢裕一さん
07年度卒
(有)高橋プロダクション T2studio
アニメ制作において、「撮影」とはどんな仕事ですか?
アニメーターが描いたセル画や美術が描いた背景、3DCGなどの素材を、「After Effects」というソフトを使って合成し、ひとつにまとめていく仕事です。さらに光などエフェクトを加えたり、カメラワークを付けて、1カットごと映像にしていく“画作り”を担っています。撮影監督の役割は、それら撮影処理の方向性を決めること。作品全体を演出する監督の意図をくみ取って、映像の雰囲気や質感をつくることに日々奮闘しています。
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アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』
アニメ『黒子のバスケ』
アニメプロデューサー
磯部真彩さん
07年度卒
(株)プロダクション・アイジー
アニメプロデューサーをめざしたキッカケは?
幼少期からずっとアニメ好き。最初はアニメーターをめざし東放学園に入学しましたが、画力が伸びず悩んでいて…。そんなとき先生から「人をまとめるのがうまいからプロデューサーに向いている」といわれ、アニメ制作に関わるにはそういう道もあるのか、と志望を“制作進行”に切りかえたんです。
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アニメ『TRIGUN STAMPEDE』
アニメ『ゴジラ S.P〈シンギュラポイント〉』
CGアニメーター
丸山かおりさん
13年度卒
(有)オレンジ
アニメ制作にはさまざまな役割がありますが、そのなかでもCGを選んだ理由は?
学生時代は、作画と撮影(動画や背景などの素材をひとつにまとめる作業)のどちらに進もうかと、ギリギリまで迷ったのですが、CGなら絵も動かせるし、カメラワークを担う撮影の作業にも関わることができます。アニメ制作のデジタル化が進むなかで、将来性も考えてCGを選択しました。
インタビューの続きを読む多くの卒業生がクリエイターとして活躍している背景には、本校の充実した就職・クリエイターデビューサポート体制があります。
本校ではプロ仕様の機材や設備、業界標準のアプリケーションソフトを多数揃えています。それらの機材を使って作品作りを繰り返すことで、現場で必要なスキルを身につけよう!
0120-343-261(日本国内から)
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