学校法人東放学園は、TBSの教育事業本部が設立した学校を前身として誕生した、まさにエンターテインメント業界から生まれた専門学校です。創立以来、エンターテインメント業界との強靭なつながりを大切にし、業界への人材輩出に特化してきました。ここでは、エンターテインメント業界の現状とそれをふまえた本学園の取り組みをご紹介します。
●エンターテインメント業界の実状
エンターテインメント業界の永遠のテーマ
感動、笑い、憩い、高揚、楽しみ、遊び…エンターテインメント業界とは、こういった人々の情緒に作用する分野であり、“心の拠りどころ”になりうるコンテンツや環境を提供する仕事でもあります。昨今、たとえばテレビの視聴率や音楽CDの売り上げが低迷し、一方でインターネット・スマートフォンの利用率が上がるなど、ツールやコンテンツが多様化してはいますが、大切なのはツールやコンテンツの多様化、文化の変化に関わらず、人々の心の栄養剤となるコンテンツを提供していくこと。そして、それこそが、エンターテインメント業界の永遠のテーマなのです。
雇用・労働環境の改善が進んでいます
一方、エンターテインメント業界に対して、就職が厳しい、上下関係が厳しい…など、雇用・労働環境が劣悪であるとのイメージを持っている方もいるかもしれません。確かに、一般企業(一般職)と比較して、それらの改善やコンプライアンスにおいて、改善対応が遅れていたことは否定できません。しかしここ数年で、新入社員ひとりに専属のアドバイザーが付き、柔軟に教え・丁寧に教わる環境を整えている企業、人事担当部署による面談を実施したり、「パワーハラスメント防止委員会」を設置している企業、時間外労働に厳しい上限を設け、それを超過させない対策を講じている企業などが増加しています。企業側の自助努力によって、あるいは監督官庁の指導や監視の強化によって、環境の改善が進んできました。
●教育支援システム"TOHOメソッド"
東放学園では、専門学校としての当然の義務にプラスして、魅力ある人間性をもった人材を育成・輩出することを目的に“TOHOメソッド”を教育方針として掲げています。
「エンターテインメントの世界で活躍できる人間性」「すぐに活躍できる、ずっと活躍できる、目的意識を持って活躍できる人材」「コミュニケーション能力に優れ、自らの意志で行動する、主体性ある人材」「現状に安住せず、常に新しいことに取り組もうとするチャレンジ精神をもったバイタリティあふれる人材」これらが東放学園がめざす人間性と人材。それを達成するための教育支援システムが“TOHOメソッド”です。ここでは、TOHOメソッドや教育理念を貫く具体的な方策、そして東放学園の教育・学生支援の内容についてご紹介します。
●ひとりを大勢が支えるアドバイザーシステム
東放学園では、高校までの担任制と同様の“クラスアドバイザー”が、個々の学生に対してきめ細かく対応しバックアップしています。出欠席の状況はもちろん、授業に取り組む姿勢や将来の進路に関する考え方などを把握し、必要に応じて面談や指導を行っています。また就職担当・留学生担当などの専任スタッフも学生の心強い味方となっています。
●就職・デビューについての関連授業が充実
東放学園では、就職やデビューに関わる授業を豊富にそろえています。たとえば「就職講座」では、エントリーシートの添削指導、面接・筆記試験対策など就職活動のすべてを網羅しています。加えて“ビジネスマナー”も徹底指導。将来の職業に直接かかわる専門知識だけでなく、社会人として身に付けておくべき常識・コミュニケーション力を養います。
●充実の人間・実践教育
「この人であれば仕事を任せられる」「この人と一緒に仕事をしたい」という人望や広義での人間的な魅力。その土台には、コミュニケーション力とそれによってもたらされる信頼関係があります。東放学園では、創立以来長年にわたり、“コミュニケーション力”を大切に養ってきました。「東放学園の卒業生らしい」といわれるブランドイメージは、このコミュニケーション力やその表現方法、アイデンティティーに起因しているのです。
●種類豊富な教育環境
各学校・学科のカリキュラムに基づいた「基礎専門科目」「実習演習科目」ほか、学科や学年に関係なく自由に履修できる「一般選択科目」など、さまざまなタイプの授業があります。それを効率的に組み合わせて履修することで、現場に出て求められる専門知識や技術だけでなく、仕事に深みや奥行を生み出すための総合的な学習ができます。
●外部の意見を積極的に取り入れる
東放学園では、各専門分野に関連する企業・団体と多角的な産学共同カリキュラムを実現しています。カリキュラム編成や授業の内容において、専門分野の職種で活躍されている企業の方、学校外の専門家や有識者との会議体として「教育課程編成委員会」を設置。企業が欲している人材・必要なスキルなどとともに、適したカリキュラムや授業内容に関して意見をもらい、教育の充実に努めています。
●東放学園ならではの企業との連携
就職を志望する学生を対象に、毎年200社を超える企業の採用担当者を招いて「企業説明会」や「業界特別講座」を実施。インターンシップや企業研修の実施、業界アルバイトの紹介なども積極的に行い、在学中に実際の仕事を経験することで、いわゆる“ミスマッチ”の提言に寄与します。また、デビュー志望の学生に向けては、学内オーディションやプロダクション説明会などを実施。このように学生に対する採用する側・選ぶ側の“生の意見”を積極的に聞ける機会を多くもうけることで、どのように自分を磨いていけばいいかが具体化され、学生の将来への展望が明確化されます。
●キャリアサポートセンターがバックアップ
各校舎に常駐し、学生にとって身近な存在でバックアップをする就職・デビューアドバイザーのほか、東放学園グループ4校の就職・デビュー活動を包括的にサポートする「東放学園キャリアサポートセンター」を設置しています。キャリアサポートセンター内の「就職・デビュー支援室」「卒業生支援室」のスタッフと、各校の教職員が一丸となって、学生・卒業生の就職活動、デビュー活動などを全面的にサポートする体制を整えています。
●おもな就職先・所属先
(株)オフィスクレッシェンド/(株)共同テレビジョン/(株)ザ・ワークス/(株)シオン/(株)テレビマンユニオン/(株)日テレ アックスオン/(株)TBSスパークル/(株)メディアミックス・ジャパン/(株)TBSアクト/(株)テイクシステムズ/(株)日テレ・テクニカル・リソーシズ/(株)バスク/(株)フジ・メディア・テクノロジー/(株)ブル/(株)タバック/(株)TBSグロウディア/四季(株)/(株)東京舞台照明/(株)東京三光/ライティングビッグワン(株)/金井大道具(株)/松竹衣裳(株)/(株)東京美工/(株)宝塚舞台/アオイスタジオ(株)/(株)IMAGICA/(株)池田屋/(株)オムニバス・ジャパン/(株)角川大映スタジオ/(株)白川プロ/(株)セップ/ソニーPCL(株)/太陽企画(株)/(株)スペースシャワーネットワーク/(株)デジタルエッグ/東映(株)/(株)東京サウンド・プロダクション/(株)A-1 Pictures/(株)京都アニメーション/(株)サンライズ/東映アニメーション(株)/(株)トムス・エンタテインメント/(株)ぴえろ/(株)プロダクション・アイジー/(株)エス・シー・アライアンス/(株)サンフォニックス/デルタ音響(株)/(株)サウンドインスタジオ/ヒビノ(株)/(株)クラブチッタ/(株)ソニー・ミュージックソリューションズ/(株)ソーゴー東京/(株)ディスクガレージ/(株)ハンズオン・エンタテインメント/(株)ホットスタッフ・プロモーション/(株)ライブパワー/ぴあ(株)/(株)oricon ME/(株)学研プラス/エイベックス・ミュージック・パブリッシング(株)/(株)KADOKAWA/(株)徳間書店/(株)早川書房/(株)浅井企画/(株)アップフロントグループ/(株)アミューズ/(株)LDH JAPAN/(株)太田プロダクション/(株)オスカープロモーション/(株)ケイダッシュステージ/(株)サンミュージックプロダクション/松竹芸能(株)/(株)スターダストプロモーション/スペースクラフト・エンタテインメント(株)/(株)ソニー・ミュージックアーティスツ/(株)日音/(株)ホリプロ/(株)ホリプロコム/(株)よしもとクリエイティブ・エージェンシー/(株)ワタナベエンターテインメント/(株)アーツビジョン/(株)青二プロダクション/(株)アクセルワン/(株)81プロデュース/(株)シグマ・セブン/スーパーエキセントリックシアター/劇団青年座/文学座/(株)ジョイスタッフ/(株)セントフォース/(株)オリエンタルランド/(株)サンリオエンターテイメント
2018年7月31日、(株)さんぽう主催教員対象バス見学 研究・研修会で総勢42名の高等学校及び特別支援学校の先生方が、専門学校東京アナウンス学院新宿研究所に来校しました。
北は青森県、南は鹿児島県計19都県から参加され、専門学校東京アナウンス学院以外のグループ校も含め、学校法人東放学園やその進路先についての説明後、アテレコとレコーディングスタジオを見学しました。また、当日は、本校独自の“星誕オーディション”の予選が行われており、緊張した学生の様子もご覧いただきまました。
その後、職業人インタビューとして、卒業生で本校講師でもある声優の氷上恭子さんより、声優の仕事内容や求められる資質、高校時代にやった方が良いこと、神戸から上京し、本校を選んだ理由などを話していただきました。アンケートでは、「高校に戻って、生徒に話ができます」「もっと声優の話が聞きたかった」など、短い時間ではありましたが、本校やエンターテインメント業界を知っていただく良い機会になったと思います。
学校法人東放学園入学相談室0120-343-261
0120-343-261(日本国内から)
+81-3-3378-7531(海外から)