本科はPA・レコーディング・MA・音響効果などの音響エンジニアを育成する学科です。2年間をとおしてさまざまな音響技術を幅広く習得することができます。1年次はそれぞれの基礎を学び、2年次はそれらを自在に使いこなす技術を習得。そのうえでさまざまなゼミにおいて専門性の高いテーマをきめ細かに指導していきます。
1年次:基礎知識を習得する
2年次:応用する技術を学ぶ
多くのライブが開催されるKT Zepp Yokohamaなどのライブホールにて実習セミナーを実施。その中で、学生がPAスタッフやライブレコーディングスタッフとして機材の搬入や仕込み・セッティングから撤収までの作業を体験します。一流アーティストがライブを行う大規模ライブホールでの本番さながらのスタッフワークをとおして即戦力となる人材を育成しています。
レコーディングスタジオや音声に関わる制作現場で使用されているデジタルオーディオシステム「Pro Tools」。本科では、ひとり一台の環境のもと、1年次の「Pro Tools実習」で基本操作から応用技術にいたるまでを習得。2年次にはレコーディング時のトラブル対処法も含め、さまざまな使用法を学び、実践的な技術を身につけます。
JAPRS加盟専門学校だから学内で受験可能
「JAPRS認定 Pro Tools技術認定試験」
主催:一般社団法人日本音楽スタジオ協会
本校の学内にて受験できる「Pro Tools」のオペレーションに関する知識と技術レベルを測る試験。合否ではなく、総合評価でA ~E ランクが認定されます。この認定証は、就職活動時に役立てることもできます。
学内のMAスタジオにて最新機材に触れながら、将来どのようなスタジオでも対応できるミキシング技術をマスター。実際の収録現場で使用されている機材を用いて収録を行ったり、さまざまな素材を用いて効果音を制作するなど、映像における音作りのすべてを学びます。
東放学園音響専門学校が企画・制作するオリジナルライブを開催。音響技術科の学生はライブ当日、機材・楽器セッティングやマイクチェック、ステージ転換などPAスタッフやアーティストの演奏・来場者の歓声などを録音するライブレコーディングスタッフとしてライブをつくり上げます。
過去の出演アーティスト
<2015年>
QOOLAND/BRAND NEW VIBE/Raptor 9/モノレコード/I Don’t Like Mondays./赤と嘘/Chapter line/A.F.R.O/Grand Stand/ジラフポット/Selfish Jean/Chery Hearts
<2016年>
アンテナ/HYPERNOVA/ATLANTIS AIRPORT/リーガルリリー/SIX LOUNGE/official髭男dism/Shout it Out/SAKANAMON/I Don’t Like Mondays./Awesome City Club/SHE’S
<2017年>
avengers in sci-fi/シャムキャッツ/Creepy Nuts/アルカラ/BOYS END SWING GIRL/クウチュウ戦/THIS IS JAPAN/ぐるたみん/Healthy Dynamite Club/VOI SQUARE CAT/Roca.
<2018年>
Absolute area/QoN/コレサワ/SAKANAMON/Saucy Dog/BACK LIFT/POT/GIRLFRIEND/STUNNER/オルタニカ
<2019年>
NakamuraEmi/chelmico/LUCKY TAPES/Cody・Lee(李)/フラスコテーション/ALTANICA/Made in Raga-sa
<2021年>
BRADIO/FIVE NEW OLD/Doul/一寸先闇バンド/伊津創汰
<2022年>
reGretGirl/the shes gone/浪漫派マシュマロ/Maki/osage/bokula./室田夏海/UtaKata
(2015年~2022年実績)
専門学校としてはかなり早い段階からMAスタジオをDolby Atmos®対応に改修。映画などの作品により没入できる立体音響制作ができる環境へとアップデートしています。今後の音楽業界や映像業界に必須となる、イマーシブサウンド=立体音響の知識をしっかりと学ぶことができます。もはやサラウンドは前後左右だけでなく、頭上方向や音の方向など、多方向から表現する時代なのです。
Dolby、ドルビー、Dolby AtmosおよびダブルD記号は、アメリカ合衆国とまたはその他の国におけるドルビーラボラトリーズの商標または登録商標です。
音響技術科
柿沼 響先生
担当授業
「レコーディング技術論」「レコーディング基礎演習」「レコーディングスタジオ実習」ほか
メッセージ
音響技術科の職員には音楽の現場でエンジニアとして仕事をしていた方がたくさんいらっしゃいます。また、授業を担当している講師はプロとして活躍中の方です。僕も東放学園卒業後、レコーディングスタジオに8年勤務していました。その経験を活かし、レコーディングの手順はもちろん、レコーディング時に気にかけるべきことまで伝えていけたらと思っています。「音楽が好き」「音楽の仕事をしてみたい」という方はぜひ体験入学に参加してみてくださいね。
音響技術科
鈴木梨央先生
担当授業
「MA技術論」「TV音声・MA基礎演習」ほか
メッセージ
音響技術科には個性的で音楽が大好きな先生方と自分が好きなことに一所懸命取り組む学生たちがいます。先生方は学生の希望に合った就職先や現場を紹介することができるよう、ひとり一人をとてもよくみています。私もMAミキサーとしてポストプロダクションで10年間働いていた経験を活かして相談にのりますので、体験入学や学校説明会で業界や仕事のことを知っていただき、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。
コンサート:東京事変『Live Tour 2020 ニュースフラッシュ』
コンサート:Saucy Dog ARENA TOUR 2022『Be yourself』
PAミキサー
岸 邦彦さん
93年度卒
ベースメント(同)
音響を学ぼうと思ったキッカケは?
僕は高校時代にバンドをやっていたんです。でも、バンドだけで生きていく実力がないことには気がついていて。どうしようかなと考えていたときに、両親から「専門学校とかもいいよ」っていってもらえたので「じゃあせっかくだから2年間、PAについて学んでみよう」と思ったのが最初です。
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ゆず『Long time no see』/アルバム:ゆず『SEES』収録楽曲
Liella!『始まりは君の空』
『キャラクター』オリジナル・サウンドトラック
レコーディングエンジニア
涌井良昌さん
13年度卒
涌井さんがレコーディングエンジニアという職業を知ったキッカケは?
もともと山下達郎さんと大瀧詠一さんがすごく好きだったのですが、CDを聴いているうちに「音の雰囲気が似ているな」と思って。調べてみると、どちらも吉田保さんという方がレコーディングを手がけていると知り、そこから興味を持ちました。東放学園を選んだのも、当時、吉田さんが特別講座などで来校されることがあると知ったからです。
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テレビ東京系『新美の巨人たち』
MAミキサー
髙橋知世さん
13年度卒
(株)テクノマックス
なぜ東放学園で学ぼうと思ったのですか?
もともと音響全般に興味があり、「自分がやりたい職種はどれなのか?」を見極めたくて、PA・MA・レコーディングすべてが学べる東放学園を選びました。学生時代は“できるだけ資格を取る”という親との約束もあって、Pro Toolsに関連する資格取得にはとくに力を入れて取り組んでいました。
インタビューの続きを読む0120-343-261(日本国内から)
+81-3-3378-7531(海外から)