アーティストにとって一番身近な存在となるアーティストマネージャー。アーティストのスケジュール管理や身の回りのお世話など多岐に渡る業務をこなし、アーティストの活躍を支えています。
アーティストが向かう場所には必ずマネージャーが同行し、現場スタッフとの打ち合わせや交渉、衣装の管理などを行い、アーティストが常にベストな環境で仕事ができるよう、きめ細やかな手配を行っています。
また、コンサートや撮影のスケジュールが入っていなくても、次のスケジュールに向けての調整や出演交渉、プロモーション活動の企画や取材時の写真・原稿のチェックといった作業も、マネージャーにとって欠かせない業務となります。
音楽関係の仕事の中でも、人を支える仕事に就きたい、周囲とのコミュニケーションを密にとって人脈を広げていきたいと考える人が、アーティストマネージャーの仕事に強い興味を持つ傾向にあります。
表舞台に立ちたいと言うよりは、縁の下の力持ちとして活躍することをイメージして、この仕事をめざす人が多いようです。
音楽や芸能に関するあらゆる知識を吸収し、最新情報をいち早くキャッチすることや、アーティストが新しい活躍の場を広げて行くチャンスを掴むための業種を越えた人脈作りも重要な仕事です。
また、アーティストマネージャーは、スケジュール管理やプロモーション活動だけではなく、アーティストの精神的なケアも重要になることから、打たれ強く常にポジティブに物事を考えることができる人材が歓迎されます。
そのため、アーティストにとっての良き相談役として、どんな状況でも根気よく気持ちを盛り上げていくことや、自分のことのようにアーティストの気持ちを察していくことにやりがいを感じる人が、アーティストマネージャーとして活躍しています。
まずは、芸能プロダクションの採用試験を受けて合格し、アシスタントマネージャーからスタートするのが一般的でしたが、最近は、アーティストマネージャーとしての知識を学ぶことができる学科を設置している専門学校があります。
東放学園音響専門学校の2年制専門課程「音響芸術科」では、アーティストマネージャー、ファンクラブスタッフの育成を行っています。
まずは、専門学校で音楽ビジネスに関する知識や基本的なスキルを身に付け、マネージャーとしての道をめざすという方法も良いのではないでしょうか。
スケジュール管理と並び重要な業務が、アーティストのプロデュース業務です。アーティストの個性や魅力を見極め、この先どんな方向に進んでいくべきか、世間の関心やアーティスト業界の動向を見ながら戦略を練っていきます。
アーティストの中に眠る潜在的な価値を引き出せるかどうかも、マネージャーの腕にかかってきます。才能を開花させる場に導くプロデューサーとしての役割こそ、アーティストマネージャーとして働く大きな醍醐味と言うことができるでしょう。
アーティストマネージャーは、アーティストの人気を左右する存在とも言われています。決して優しい道のりではありませんが、どんなに人気が低迷していても、また、どんなにスケジュールが埋まっていても、アーティストの魅力を最大限に売り込もうとする熱意が何よりも大切となります。
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