卒業生インタビュー/音響技術科

PAミキサー・石田佳史さん

コンサート:SEKAI NO OWARI TOUR 2019『The Colors』
コンサート:SEKAI NO OWARI 野外TOUR 2018『INSOMNIA TRAIN』

PAミキサー 石田佳史さん 05年度卒 / 東京都出身
デルタ音響(株)

アーティストと"気持ちいい音"を共有していく

SEKAI NO OWARIなどのモニターエンジニアを担当中とのことですが、どんな仕事ですか?

コンサート音響を担うPAミキサーにはいくつかの役割があります。会場の後方に陣取り、観客に向けて音を届けるハウスエンジニア。一方、モニターエンジニアは、ステージ上の演奏者自身が聞いている音をミキシングする仕事です。アーティストが耳に付けている“イヤモニ”の中の音を調整している人といえば、わかりやすいかもしれませんね。

さまざまなアーティストと一緒に仕事をするうえで、心がけていることは?

アーティストによってモニターに対する要望はさまざまで、「〇〇の周波数を上げて」というように、とても具体的な指示がある方もいれば、SEKAI NO OWARIのように“もっとノレる音がほしい”といった感覚的な言葉で伝えられる方もいます。セカオワを8年担当していますが、独自の世界観に強いこだわりがあって、それは音に対しても同じなんです。そんななかで、いかに彼らの“気持ちいい音”をくみ取り、演奏しやすい環境をつくっていけるかですね。たとえはじめてのバンドであっても、リハーサルなどのやりとりを通じて素早くそこを共有していくことが大事。自分の音を気に入ってもらえて「来年のツアーもよろしく」と最後にいわれるとうれしいですよ。

PAミキサーをめざして学生時代に努力していたことは何ですか?

自分で考え、自分から業界にアプローチし、その先にいる人々といろいろな話をすることですね。アーティストは個性の強い方が多いので、彼らと対等に渡り合い、一緒にいい音をつくっていくためにも、たくさんのコミュニケーションの引き出しが不可欠なんです。好きな世界をめざすのだから、たくさんの音楽を聞いたり、機材の操作を覚えるのは大前提。PAも最終的にはコミュニケーションの世界なんだということを理解して、現場に飛び込んでください。

レコーディングエンジニア・神戸 円さん

CD:Creepy Nuts『かつて天才だった俺たちへ』

レコーディングエンジニア 神戸 円さん 15年度卒 / 兵庫県出身
Endhits Studio(株)

私にしか出せない野太く、パンチのある音で勝負したい

東放学園時代に努力した分野で、現在の仕事に役立っていることは?

さまざまな音響機材の基本をしっかり学んでいたおかげで、入社当時も戸惑うことなくスタートを切れました。この業界では技術の身につけ方は人それぞれですが、私自身は“ 専門学校に行っておいてよかった”派ですね。

演奏を録音し、ミックスすることが大きな役割ですが、印象に残るエピソードは?

歌手のビッケブランカさんは歌の録音にもすごくこだわりのある方で、勉強になりました。マイクの種類はもちろん、立って歌うのと座って歌うのとでも声の響きは全然違う。ご本人と一緒に、ああでもない、こうでもないと試す時間がとても楽しかったですね。

レコーディングに対するモットーは?

自分もバンドのメンバーになったつもりで、一緒につくる姿勢を大事にしています。たとえば、私自身もギターを弾くので「こういうフレーズはどうですか?」と提案してみるとか。結構度胸が必要ですが、採用になることも多いですよ。海外で主流の“ プロデューサー兼エンジニア”のスタンスで、楽曲作りにも深く関わっていくのが理想です。

今後の抱負と業界をめざす方へメッセージを!

洋楽志向の野太くてパンチのある音が私の個性。“あの音は神戸にしか出せない”と指名していただけるエンジニアになりたいですね。この世界に向いているのは、変人といわれるくらいレコーディングや機材が好きな人(笑)。音に対して好奇心旺盛な人に来てほしいです。

MAミキサー・飯塚大樹さん

TBS系『半沢直樹』
TBS系『A-Studio+』

MAミキサー 飯塚大樹さん 02年度卒 / 東京都出身
(株)TBSアクト

美しく、明瞭にドラマの音を仕上げます

数々の人気ドラマの音を担当されていますが、ドラマにおけるMAの仕事とは?

ひとつは、現場で収録された音を作品にふさわしいクオリティに仕上げることです。ロケの現場は車やセミの声などあらゆる音があふれていますし、カットごとに音の状況も変わります。そうしたノイズを取り除き、セリフの音量のデコボコをなくしたうえで、キレイな音に加工していくわけですね。このほか音声のエフェクト処理や俳優さんたちをスタジオに招いてセリフやナレーションを録音するアフレコなどさまざまな業務がありますよ。

印象に残る仕事はありますか?

『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)で全社員が社歌を歌うシーンでは、500人の歌声を2万人の大合唱に加工しました。大変でしたが、素材を重ね合わせ、タイミングや音程をずらすことでうまくいったと思います。

仕事の醍醐味は何でしょう?

やはりセリフが美しく明瞭に仕上がって、オンエアでもしっかり伝わっているのを観るとうれしくなります。ときには“どうにもならない”と思える音声もあるけど、それを“どうにかした”ときが最高なんです(笑)。

MAに興味を持った人にメッセージを。

僕自身は、もともとライブに行くのが好きで、PA志望だったんですよ。でも東放学園の授業で“テレビの音”の面白さに目覚めて進路を変更し、今日にいたります。MAもPAと同じく、大事なのは音が好きかどうか。それさえあれば、やりがいを感じられると思いますよ。

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