声優という仕事の中にも、種類はいくつかあります。どのような声優をめざしたいか種類を絞っておくと、めざすべき方向が見えてくるかもしれません。こちらでは、声優の種類にはどんなものがあるかをご紹介します。
声優というと、まず思い浮かべるのがアニメ声優ではないでしょうか。アニメ声優は、アニメーションの絵に声を吹き込む声優のことです。ストーリーの内容を理解し、そのキャラクターの感情を表現します。基本的な発声や滑舌の他にも、総合的な演技力や表現力、台本の読解力なども必要不可欠です。
アニメに声優として参加した場合、そのアニメの主題歌などを歌わせてもらえるケースも少なくはなく、歌手の仕事につながる可能性もあります。
また、アニメのイベントや実写化の舞台などに出演するなど、顔を出して活動することもあるでしょう。
声を吹き込む現場では、映像や画面を見ながらタイミングをはかりキャラを演じるアフレコと、事前にセリフを吹き込んでおくプレスコの2通りがありますが、日本ではアフレコが一般的です。
外画とは、洋画、海外ドラマなど、日本以外で制作された映像作品のこと。最近では、ハリウッド映画、フランス映画、韓国映画などが外画声優の仕事としては多いようです。
外画声優は、登場人物の吹き替えを行います。外画特有の言い回しや間の取り方など、アニメーションとは違った演じ方が求められます。口の動きなども考慮して、日本語のセリフを当てなければなりません。2時間ものの映画で、8時間程度の収録時間を要するようです。
中には、海外の人気俳優が持ち役となり、その俳優が出演している作品に必ずといっていいほど呼ばれるといったケースもあります。これは、有名俳優のイメージを統一するためです。声優としての基本技術のほか、いかにその俳優の味を日本語で活かせるかが重要になるでしょう。
キャスティングはオーディションで決められることもありますが、制作側からの指名によってキャスティングされることが多いです。
近年急増しているのが、ゲーム声優の需要です。テレビゲームだけでなく、オンラインゲーム、スマホゲームが増えてきたことで、ゲーム声優の活躍の場も広がりました。
また、ゲームがアニメ化や実写化されることも増えてきたことから、さらに需要は広がっています。
アニメや外画ではほとんどの場合、何人かがブースに入り掛け合いをしながら収録を行いますが、ゲーム声優は一人でブースに入り、オンリー録り(キャラごとなどに分け、声優ひとりずつ個別に収録すること)を行います。画面を見ながら映像に合わせてセリフを録るのではなく、台本に沿って収録するのが基本です。
声優の仕事の種類として、今回は大きく分けた3種類をご紹介しましたが、他にもラジオのパーソナリティやナレーションなどの仕事もあります。それぞれに求められているものを知り、自分の強みを持っておきましょう。
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