オーディションで審査委員や担当者の目を惹くためにも、しっかりと志望動機を伝えられるようにしておくことが大切です。なぜ声優をめざすようになったのか、きっかけとなった経験や経緯を改めて整理してみることで、自分の目標や方向性を再確認することもできます。ここでは、声優をめざす人の志望動機として、よく聞かれるものを紹介します。
「将来の夢」として人気の高い声優は、子供達にとって憧れの職業の一つです。子供の頃からアニメが大好きで、お気に入りのキャラクターができれば、声も服装も仕草も全て真似をして、キャラクターになりきろうとしていた人もいるのではないでしょうか。そのような経験から、いつしか声優という仕事に興味を持ち、学生時代は演劇部や放送部などに所属して演技を学び、本格的に声優をめざすようになったという志望動機がよく聞かれます。
中には、社会人になってから、声優の仕事をめざすようになったという人もいます。最近では、大人だからこそのめり込んでしまうような、話が複雑で、迫力のあるアニメも多く、大人になってから声優をめざすケースも珍しくありません。
一昔前までは、声優といえばその素顔を表に出さず、どちらかといえば裏方で仕事をする、というイメージを持っていたかもしれません。しかし最近では、テレビやイベントに出演したり歌手としてライブ活動をしたり、表舞台での活躍も目立つようになり、声だけでなく容姿や歌唱力にまで人気が及ぶようになっています。声優の「人」としての魅力に惹かれたことをきっかけに、声優を志したという人もいるのです。
そのほか、「子供の頃から、絵本や国語の教科書を朗読するのが好き」、「声を使って人を楽しませるのが好き」といった理由も多く聞かれます。また、もともとお芝居は好きで自分の声を活かした仕事に就きたいと考える人もいます。声だけで、たくさんの人に感動を与えられるように、表現力を磨いていきたいという気持ちが、声優をめざすきっかけにもなるようです。
声優といえば、アニメキャラクターの声を吹き込む仕事だけだ、と感じる人もいるかもしれませんが、ドキュメンタリー番組を始めとしたナレーションや、ラジオ番組に出演する夢を抱いて声優をめざす人も少なくありません。ナレーションやラジオの仕事では、番組視聴者の興味を引きつけつつ、正確な情報を伝える役割があり、アニメキャラクターを演じる仕事とはまた違った魅力に惹かれる人も多いようです。
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