はじめて舞台に出演したときはどんな気持ちでしたか?
初舞台はアナ学1年生の時です。恐れるものがなかったというか、純粋に楽しんで舞台に立っていましたね。その一方で、お客さんはお金を払って舞台を見に来てくれるのだからプロ意識を持たないと…とも思うように。学校の授業でも台本を置いて芝居にのぞむなど、できることは自主的にやるようにしていました。プロ意識を高めるという点では、同じ演技未経験者なのに自分より芝居がうまい同級生が“アナ学”にいたことも大きかったですね。
舞台だけでなく映像作品にも多く出演されていますね。
『劇場版「仮面ライダーリバイス」スピンオフ配信ドラマ「Birth of Chimera」』(TTFC)に出演が決まったときは本当にうれしかったですね。しかも、劇中で演じる変身ポーズを自分で決めさせてもらえたんです。きっと仮面ライダーって、男の子のあこがれベスト3に入る存在だと思うんです。僕も子どものころにあこがれていましたから。この作品に出演したことは、歳を重ねて孫ができたときも自慢できるなって思いますね。
主演された、ミュージカル「薄桜鬼 真改」斎藤一 篇はいかがでしたか?
この世界をめざすキッカケになった作品に、10年越しで主演を務めさせていただくことができました。燃え尽きてしまうくらい魂を削って挑めた思い入れの強い作品です。
役者という仕事の醍醐味は何ですか?
芝居をとおして自分と違う人生を歩めることですね。舞台『漆黒天-終の語り-』では、人を殺すことに快楽を感じるような狂気的な役柄を演じました。自分とは生き方も価値観も違う、全く別の人間になれる。その違いが大きくかけ離れているほど、演じていて面白いです。
今後の目標を教えてください。
お芝居はもちろん、与えられたものは極力全部やっていきたいです。最近は、バラエティ番組に出演したり、バンドを組んだり、いろんな方面で活動させていただいていますが、それも役者として全力でやってきたからこそ今があるんだと思います。これからもどんなことでも吸収していきたいですし、挑戦していきたいです。
俳優として事務所に所属するまでの経緯を教えてください。
俳優にあこがれ、両親を説得して“アナ学”へ入学したのですが、「入学後1年で事務所が決まらなければ、俳優の道はあきらめる」という条件付きでした。焦りが募るなか、演技科の先生にもたくさん相談にのってもらいながら、もうすぐで1年というタイミングで今の事務所にお声がけいただきました。今思えば、両親との約束があったおかげで、クラスの誰よりも必死に自分の将来と向き合い、俳優の道に進むことができたんだと思います。
初舞台『あの夜であえたら』はいかがでしたか?
『あの夜であえたら』では、ラジオ番組の新人アシスタントディレクター・西大輝という役をいただきました。共演した先輩方の“お芝居でお金を稼ぐプロのすごさ”や“芝居に真剣に向かう姿勢”を目の当たりにして、「僕もこれまで以上にお芝居に真摯に向き合わないと!」とプロ意識が生まれた現場でしたね。初舞台が東京国際フォーラムという大きなホールで、本番前にはあまりの感動で泣いてしまいました。『あの夜であえたら』をとおして、観客のみなさんと同じ時間、同じ空間を共有できる舞台というものが本当に好きだなと実感しました。
今力を入れていること、今後の夢は?
俳優の先輩からのアドバイスで、映画を年間100本観ることを目標にしています。将来は舞台と映像、両方で活躍したい!山田孝之さんや仲野太賀さんのように、見ている人を元気にする、そんな俳優をめざしています。
俳優をめざす方へメッセージをお願いします。
“アナ学”には、オーディションや事務所の方から直接話を聞けるチャンスがたくさんあります。でも、そこに甘えて自分から動かないと、何も得ることはできません。授業も一回一回を本物の現場と同じように大切に受けることが重要。やる気次第で得るものの大きさは、すごく変わってきますよ。
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