役作りのうえで大切にしていることは?
応援してくれる視聴者や監督、プロデューサーほか、作品に関わる方々の期待に応える芝居をすることです。それは、これまでに培ってきた“経験”がないとできないことなので、これから経験を積んでいく学生のみなさんには、まずは学校の授業で携わる作品と1分1秒でも長く時間を共有し、自分がいいと思う芝居を発表してみてほしいです。その評価を受け入れながら地道に考え、トライアンドエラーを繰り替えしていくのがいいかな、と思います。
声優という仕事のやりがいを感じる瞬間は?
役を演じるときは「今何が求められているか」という“時代感”と、「この作品においてはこうあるべきでは?」という“自分の価値観”をすり合わせながら現場にのぞみます。その結果が視聴者に受け入れてもらえるとうれしいし「次もまたがんばろう!」と思えます。同時に「今回した選択は間違いじゃなかったんだな」と今後の活動への判断材料にもなっています。
増田さんが和泉一織役として出演しているアニメ『アイドリッシュセブン』について、見どころを教えてください。
キラキラした男の子たちが歌って踊る華やかさと同時にアイドル業界の裏側も描いている作品。純粋な気持ちを武器に彼らが困難を乗り越えていく姿をぜひ楽しんでください!
音楽活動にかける思いについてもお聞かせください。
声優も音楽活動も、ものづくりにかける思いは変わりません。音楽活動の面白さは、出演作を通じて僕のことを知ってくださったファンの方たちに対してより作品を超えたカタチで“増田俊樹らしさ”を表現できるところです。歌という表現についてはまだ学ぶことが多いのですが、これからも応援していただけるとありがたいです。
声優をめざす学生にアドバイスを!
これが正解、という答えのない仕事ですが、作品を観てくださる人がいて成り立つものという側面は絶対的です。“アナ学”では中間公演・卒業公演など発表の機会がありますから、自分の評価を受け止めて演技を研究するのもいいし、もし誰の評価も気にせず自分を貫くならひたすら上達に向けて時間を割くのもいい。答えを「自分で」みつける意識があれば、きっとつかめるものがあるのではないでしょうか。
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