お笑い芸人をめざして“アナ学”時代に一番努力していたことは?
田島:とにかく朝から晩までネタ番組のビデオを観てましたね。僕が本気でお笑いにハマったのは、むしろ“アナ学”に入ってから。お笑いに詳しい仲間と出会ったおかげで、もっと勉強しなきゃという気持ちになれたし、見浦からもビデオを借りたりして…まあ今も返してないんですけど。
見浦:返せよ! そこは。あと当時は、“アナ学”の先生からもビデオを借りて、くりぃむしちゅーさんの漫才をふたりで完コピしたりしてましたね。
“アナ学”でのコンビ結成から17年。おふたりにとってターニングポイントになったテレビ番組は?
田島:『お笑いカードバトル 笑札』(日本テレビ系)と『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』(フジテレビ系)です。それまで番組のオーディションといえば落ちてばかりだったけど、野沢雅子さんのマネをやった途端、両方とも一発で合格ですよ。5年前のそこからです。僕らの芸歴は。
見浦:いや、そこからではねえけどな。野沢さんネタといえば、最近はYouTubeの公式チャンネル『アイデンティティ田島・見浦』も大人気で、ネットの世界にも活動の幅が広がったのはありがたいですね。ただコメント欄に「カメラマンうるさい」って書くのはやめてください。僕一応、相方なんで。
では、お笑いを志す若者たちにメッセージを!
田島:最初はあこがれから入りつつ、でもそこにとらわれず、いろんなことを試しながら、最終的に自分たちのオリジナリティをみつけてほしいですね。
見浦:ズバリ! コンビでやるなら相方選びが大事。僕自身、スーパーラッキーで今こうなってるんで。
田島:若者たちにいいます! 見浦みたいな考えには絶対ならないように(笑)。
ラストイヤーを迎えた『R-1グランプリ2021』(フジテレビ系)への思いは?
“もう戦わなくていいんだ”とラクになった反面、優勝できなかった悔しさは大きいです。ただ、周りは若い芸人が多いなか、僕のような圧倒的なおじさんをよくファイナルまで上がらせてくれたなとも思います(笑)。
マツモトクラブさんといえば、日常観察を活かしたネタも多いですよね?
たくさんの人に面白いといってもらいたいから、せめてコントの入り口だけはみんなの共感を大事にしたいんです。ただそれはあくまで理想であって、いろいろ想像しながらひねり出すネタも多いですよ。
“もしも森高千里の息子の担任だったら”みたいな妄想ネタもそうやって?
普通に考えますよね。自分のお母さんが森高千里、お父さんが江口洋介ってどんな感覚なの?っていう(笑)。そういう類いの想像は十代のころからよくしてましたね。
ではマツモトクラブさんにとって、お笑い芸人の醍醐味は何でしょう?
『徹子の不動産』というネタでは、黒柳徹子さんをマネた自分の音声とかけ合いをするのですが、我ながらその状況がバカバカしくて、DVDの撮影では何度もNGを出してしまいました(笑)。大の大人が集まって、くだらないことを真面目にやるのって、ハッピーなことだと思うんですよ。僕は東放学園時代から何の変化もないし、ずーっとただ遊んでる感覚。それだけに、楽しいことを仕事にできるありがたさをすごく感じてます。
ダウンタウン浜田雅功さんのものまねでブレイクして以来、仕事に変化は?
ものまね番組やショーパブでは浜田さんがマストなネタになりましたし、カラオケ番組など出演の幅も広がりました。もともとやりたかった歌の分野で「感動した」とか反響をもらうとうれしいです。あと『出前館』からオリジナルハッピを進呈されたり(笑)。
“アナ学”時代で印象に残ることといえば?
週1回やってくる「ネタみせ」の授業です。本当にシリアスな空気感で、出来が悪いと「1週間何やってたんだ!」って怒られるし、人生のなかで一番追い込まれた時期(笑)。でもそれが成長につながったと思いますね。
在学中にデビューチャンスをつかんだとか?
2年生のときに東放学園独自開催の『星誕オーディション』に参加して、5、6社の事務所から声をかけていただきました。たぶん当時から“ものまねで歌ネタ”という方向性が明確だったのがよかったのかもしれませんね。
ものまね芸へのこだわりは?
自分で生み出すより、周りの人から「似そう」といわれたものを突き詰めてやってみるタイプ。浜田さんのマネも先輩芸人から「やってみたら?」といわれたのがキッカケだったし、やっぱり人の意見は重要です。
お笑い志望の人たちにアドバイスを!
パフォーマンスに自信がないとお客さんの方も恥ずかしくなってしまう。自信満々に思い切り演じるなかで、引き込まれるような魅力が生まれていくと思います!
徳之島ご出身ですが、上京してアイドルをめざすことに不安はなかったですか?
小さいころから夢だった芸能界なので、不安よりも「やったるぞ!」っていう希望の方が大きかったです。ただ、東京に来て1週間くらいで風邪を引いたときは、親がそばにいないし、結構ピンチでしたね(笑)。
学生時代に一番がんばっていたことは?
月に一度の発表会『ねこぱんち』です。仲間と一緒に台本を考えて稽古をしたり、ゲームを構成したりと、とにかく熱中してました。ステージでは司会も何度かやらせてもらったので、歌やダンスだけでなくMCの経験なんかも、仮面女子としてのパフォーマンスに役立っているかもしれません。
仮面女子の最上位ユニット・アリス十番で活躍中ですが、一番の思い出は?
最近ではZepp Hanedaでのワンマンライブですね。感染対策の制約があるなかで、みんなで工夫を凝らしてやりきったライブだったから、すごく達成感が大きかったです。
ステージで大切にしていることは?
私たちが楽しくなければ、お客さんにも伝わらないと思うし、まずは自分自身が楽しむこと。いつも「私たちが一番カッコいいぞ!」という気持ちでライブに挑んでいます。
アイドルや歌手をめざす人にメッセージを!
私は仮面女子の事務所に絶対入りたくて、あきらめずに3回もオーディションを受けたんです。いろいろな不安はあると思うけど、しっかりした目標があれば、乗り越えられます。地道に夢へ進んでください!
専門学校東京アナウンス学院の学科一覧
LINE相談
東放学園のアカウントから、LINEのトークで1対1の相談ができます
電話相談
急ぎで確認したいことがある方、申し込み内容の変更などはこちら(通話無料)
個別相談
ご自身の都合に合わせて対面での相談をご希望の方はこちら
オンライン個別相談
ご自宅からお気軽にオンラインで相談したい方、遠方の方はこちら
0120-343-261(日本国内から)
+81-3-3378-7531(海外から)