数多くのライブ映像を手がける雨包さんですが、コロナ禍で仕事に変化は?
配信ライブが増えたことで、ライブ映像の持つ意味が大きく変化しました。これまではアーティストが観客に向けて行うパフォーマンスを記録することが僕らの仕事だったのに対し、配信ライブはまさに映像がすべて。責任の重さを痛感する一方、アーティストと一緒に撮り方を考えていく機会も増え、よりやりがいが大きくなりました。
配信ならではのこだわりは?
無観客の場合は、アーティストのカメラ目線など、従来はお客さんに配慮して撮れなかった表現も可能になります。彼らが自分自身に歌ってくれているような、主観的で体感温度の高い映像を届けたいですね。2020年に行われたONE OK ROCKのライブでは、ZOZOマリンスタジアム全体をステージとしてとらえた演出で、巨大なスケール感とアーティストとの近さを両立できたと感じています。
映像を将来の仕事に決めたキッカケは?
東放学園在学中に、興味のあるものをどんどん撮影させてもらった経験が、ひとつの入り口になっていることは間違いないです。放課後になると、学校からカメラを借りて、ライブハウスにバンドの撮影に行ってました。そんな音楽と映像に深く触れるさまざまな体験のなかで、将来の道としてMVにフォーカスが合っていったんだと思います。この世界をめざすなら行動あるのみ。頭で考える前に飛び込んで、好きなことに没頭してください!
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