東放学園専門学校の5学科が合同で一から番組をつくる授業「番組制作演習」。今回は、照明クリエイティブ科が担当するテレビ照明スタッフに密着します。
まず、制作スタッフ(放送芸術科)から番組のコンセプトや企画があがってきたら、どのようなライティングにするか打ち合わせをしてデザインを決め、図面を作成します。
本番当日は朝からスタジオ入りし、打ち合わせ後に仕込み開始!スタジオの天井近くに上がっている照明バトンを降ろして、あらかじめデザインされたとおりに灯体(ライト)を吊るしていきます。電源線につないだら、きちんと点灯するかチェックし、仮の方向に調整しておきます。
一方、スタジオサブでは調光卓の仕込みを行います。どのフェーダーレバーでそれぞれの照明を調整するかを、コンピュータに一つひとつ割り当て、設定していきます。
仕込みが終わったら、次は「照明シュート」。光の焦点や方向などを細かく決める作業です。出演者の立ち位置にスタッフを立たせ、そこに当てる灯体を介錯棒と呼ばれる長い竿や脚立で上に登って動かし、調整します。
また、「番組制作演習」では、番組内でスタジオから中継先につなぐ場面もあり、中継先では、レフ板を使って物撮りのライティングを調整する仕事も行いました。
その後、リハーサルを行い、気になった部分などの調整を重ね、いざ本番!番組制作演習は、タイムスケジュールが細かく決められており、限られた時間の中で作業を終えるよう、チームワークが重要になります。
照明クリエイティブ科の学生たちは、このようにチーム一丸となって毎週番組を制作しています。
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仕込み図をチェックしながら、照明を仕込みます
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高所での作業はフルハーネスを装着し、行います!
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調光卓の仕込み
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シュートを行い、照明の当て方などを本番用に調整
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介錯棒を使い、照明を動かします
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被写体に当たる照明をコントロール
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いよいよ本番です。この日のMCは梅梅さん、ゲストのmisaさんによる歌唱パフォーマンスも行いました!