6/28(火)プロモーション映像科の「特別講座」は、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスのカラリスト・北山夢人さん(2004年度卒)をゲスト講師にお迎えしました。
北山さんは、国内の映画賞はもとより、米アカデミー賞やカンヌ国際映画祭など世界の映画祭で旋風を巻き起こした話題の映画『ドライブ・マイ・カー』のカラーグレーディングを担当したカラリスト。
プロモーション映像科に入学した当初はディレクターをめざしていた北山さんですが、1年の実習で制作したMVのテレシネという作業でIMAGICAを訪れた際に、映像の色を調整するカラリストという職種に興味をもったそうです。
この日の「特別講座」では、カラリストという職種やカラーグレーディングが作品に与える効果、グレーディングを行う上で大切にすべきことなどをお話しいただきました。
学生たちからの質問にもたくさん答えてくれた北山さん。
「映像の質は、現場で“いい画”を撮れるかどうかで9割決まると思っています。その“いい画”に対して、グレーディングで作品が狙うトーンをつくり、映像に質感や空気感などの効果を与え、カメラマンや監督の意図したイメージを再現していく…それがグレーディングの大きな役割ですね。後輩のみなさんにも“カラリスト”という職種に興味を持ってもらえたらうれしいです」
映画『ドライブ・マイ・カー』グレーディング 北山夢人さんインタビュー(Blackmagic DesignのWebサイト)
「第26回JPPA AWARDS 2022」映像技術部門 優秀賞を受賞した北山さん
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株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスのカラリスト・北山夢人さん(2004年度卒)
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プロモーション映像科1年、2年を対象とした「特別講座」
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グレーディングで使用するソフト「DaVinci Resolve Studio」のデモンストレーションの様子