9/17(土)~24(月・祝)に開催された「なら国際映画祭 for Youth 2022 / なら国際映画祭2022」にて、 映画制作科2021年度卒業制作『MY HOMETOWN』が特別招待作品として上映されました。
上映後には、当映画祭のエグゼクティブディレクター・映画監督の河瀨直美さんと本作の脚本・監督をつとめた古川葵さん(2021年度卒)の対談トークの時間が設けられ、撮影技師の西尾聡真さん(2021年度)も飛び入り参加しました。
話題は、本作品のテーマやプロット・脚本づくり、撮影・編集・アフレコなど、試行錯誤しながら完成させていった制作エピソードを中心に、古川さんが映画の世界を志すきっかけとなった話にも及びました。
高校時代に、母校で行われた河瀨監督の短編映画の撮影に参加したことから、映画制作に興味をもった古川さん。「一条高校に河瀨監督が撮影に来られて6年…夢みたいです!」と感無量の様子でした。
『MY HOMETOWN』
映画制作科2021年度「卒業制作」グループ制作
監督・脚本:古川 葵
出演:空花、越山深喜、有希九美、橋本蒼汰、中岡さんたろう
2022年/日本/40分
「取り壊しが決まった団地で、祖母と母の親子三世代で暮らしている照子(19)。高校卒業後は、地元で母と一緒に働いていたが、大学進学のため、もうすぐ上京することが決まっている。そんなある日、照子の元に長らく音信不通だった父から突然の連絡が。それをきっかけに、家族の綻びは、別れを前に大きくなってゆく───」
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『MY HOMETOWN』上映後、映画監督の河瀨直美さんと古川葵さんによる対談トーク。ポスターをつくってくれた映画祭スタッフさんと撮影技師の西尾聡真さんも飛び入り参加しました
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河瀨直美監督(写真左)と古川葵さん(写真右)
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奈良市出身の古川さん。地元での上映に感無量!
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本作の撮影技師・西尾聡真さん(2021年度)も上映会場にかけつけました