在校生からのメッセージ
東放学園で学んでいる留学生に母国語で授業や学校生活について話してもらいました。
卒業生インタビュー
MAは映像の音を加工し、ミックスする仕事です
許 榮埈
MAミキサー
K-Work(株)
韓国出身/2017年3月卒業
日本のアニメを観て日本語を覚えていくなかで映像作品の“音”の重要さを知りました。卒業後は『この差って何ですか?』『中居くん決めて!』(以上TBS)などのテレビ番組で、音声データの整理やナレーション録音、最終的なミックスを手がけるMAの補助を担当しています。ミックスを終えたあとの、お客様からの「ありがとう」のひと言が一番のやりがいです。まだアシスタントなので、将来はメインのMAミキサーになるのが目標です。
アニメ『ONE PIECE』のテーマパークで活躍中!
李 家儀
広報宣伝
(株)アミューズクエスト
台湾出身/2017年3月卒業
日本のエンターテインメントが好きで、4年前に来日し、留学しました。いまは東京タワーにあるテーマパーク『東京ワンピースタワー』で公式サイトやSNSの運営、海外メディア対応など広報宣伝を担当中。プレゼンや文書の日本語がうまく使えないときは苦労しますが、お客様がSNSにコメントをくれたり、イベントで盛り上がっている姿を見ると私もうれしくなります。留学生は大変なことも多いですが、自分を信じて、後悔しないようにがんばってください!
格闘技好きの自分には最高の職場です
徐 健
映像エディター
(株)studioBASE
中国出身/2017年3月卒業
新日本プロレスの映像エディターとして、会場で流れる選手の紹介VTRやYouTube動画の編集を手がけています。僕自身、キックボクシングをやるので、この仕事は趣味のようなもの。チョップひとつの映像にもこだわって仕上げています。いまの会社に転職する際には、東放学園の先生方にいろいろと相談に乗っていただいて安心しました。将来は新日本プロレスのメインエディターとなり、カッコいい映像を追求していきたいですね。
テレビからCMまで多彩な撮影現場を経験
金 志訓
カメラアシスタント
(株)極東電視台
韓国出身/2018年3月卒業
日テレ系のバラエティ番組やスポーツニュース、CMや企業PVなどさまざまな撮影現場に関わってきました。まだアシスタントですが、自分が携わった番組のオンエアを観たり、現場でカメラを任せてもらえたときは楽しいですね。テレビ業界にはたくさんの東放学園OBがいるから心強いですよ。将来は撮影の技術とともにコミュニケーションに長けたカメラマンが目標です。
経験を重ねて、将来は映画カメラマンに
ONKY JAVIANTO
機材管理・レンタル
(株)いまじんCR
インドネシア出身/2019年3月卒業
『ザ!世界仰天ニュース』『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などの番組制作で使われるカメラ・照明・ワイヤレスマイクなど、撮影機材のレンタル・管理をしています。貸し出しの対応では、レンタル機材の特徴をわかりやすく伝える難しさもありますが、だからこそつねに新しい機材の知識を勉強できるし、レベルアップできる仕事です。将来は映画のカメラマンとして、日本でもほかの国でもさまざまな作品作りに関わるのが目標ですね。
将来は母国でアニメの会社を作るのが夢
NG KAI GHI
アニメーション美術背景
(有)アトリエ ムサ
マレーシア出身/2018年3月卒業
日本のアニメとイラストが大好きで、自分も描けるようになりたいと思い東放学園へ。卒業後はアニメ制作会社に就職し、『僕のヒーローアカデミア』などの人気作品で背景を担当しています。仕事のやりがいは会社の成長を手助けできること。例えば、スタッフの負担を軽減するために、背景を量産できるアイデアを出すといったことですね。将来はマレーシアに戻り、多くの絵師が安心してアニメーションを作れる会社を作るのが目標です。
ロケ地でのふれあいがバラエティの魅力
黄 家慧
アシスタントディレクター
(株)ネクサス
台湾出身/2018年3月卒業
入社後、最初の1年間は『にっぽん!歴史鑑定』(BS-TBS)に携わり、現在は『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)のADを担当。東放学園でカメラや編集ソフトなどの実践的な技術も学んだおかげで、入社後もスムーズに仕事ができました。時間が不規則なので体調管理には注意が必要ですが、つねに新しいことを勉強し、体験できる仕事。ロケでさまざまな地方を訪れ、おいしいものを食べたり、地元の人々とふれあえるのも楽しいですね。
コンサートを舞台裏から支えるコンサート制作スタッフの仕事をしています!
MA JIELING
コンサート制作
(株)キョードーファクトリー
台湾出身/2017年3月卒業
もともと台湾のライブハウスで働き、ライブの舞台裏に関わりたいと思っていました。日本に留学したのは、台湾に比べてより多彩で斬新なエンタメの世界にふれたかったから。東放学園でよかった点は、多くの卒業生を輩出し、業界で知らない人はいないくらい有名な学校であること。そして、第一線で活躍する先生方から、業界の現状を聞けたことですね。現在は、コンサートを企画・運営する会社で、会場整理や物販などを担当中。会場ごとに臨機応変な対応が必要ですが、いつも違う現場だから刺激があり、毎日がとても新鮮です。日本への留学は誰にとっても大きな決心ではないでしょうか。そのときの自分を信じ、一歩ずつ前を向いてがんばってください!
映画やCMの中で使われている“音”をつくっています!
金 鉉俊
音響効果
(株)オンパ
韓国出身/2015年3月卒業
僕が勤務しているのは、CMや映画の音響効果を手がける会社です。音響効果は、セリフと音楽以外のすべての音をつくるポジション。日常の生活で感じるさまざまな“音”の体験が、そのまま仕事につながる面白さがあります。もともと日本映画の水準の高さを感じていたし、映像の音響効果を学べる学校がたくさんあるため、日本への留学を決めました。東放学園では、MA、PA、レコーディングと音に関わる3つの職種をトータルに学べたのが、本当によかったと思います。就職活動では、留学支援室の先生にさまざまなアドバイスをもらい、勇気づけてもらいました。今はまだアシスタントですが、将来は映画の音響デザイナーになりたいですね。